ICO
給水塔

枠外はセーブポイント名及び実際にゲーム中でキャラが語る言葉です(2周目)
この場所で。
イコは何度も何度もソファに座っている自分を発見することとなりました。
高い建物が林立している場所。
建物と建物の間を板でできた足場でつないでいる箇所もあるのですが、だいたいはジャンプしないと先に進めなくて。
イコは何回下に落ちていったことでしょう。
1つの仕掛けを作動させるたびにソファに戻れば一番最初まで戻らなくてすむことはわかっていたのですが、
ソファに戻るためにも何度もジャンプしなければならなくて。
イコはこの場所に永遠に閉じこめられてしまうのでは、と思ってしまうほどでした。
ソファのある場所から対岸にジャンプしてパイプをつたい、壁のでっぱりを利用して上へ。
道なりに進むと小部屋に入ることができます。
小部屋には爆弾と木ぎれが置いてあります。
イコは何度となく落ちながら、行けると思えるルートは全部試してみたのですが、この爆弾を使うことで新たな道を造らないと先には進めないようです。
小部屋の対岸に木でできた塔のようなものがあります。
この塔の根本で爆弾を爆発させ塔を折れば、新たな足場として利用できるかもしれません。
イコはサーベルを木ぎれに持ち替え、爆弾をかかえて小部屋を出ました。
木の塔の対岸にはちょうどおあつらえ向きに火の灯った燭台がありました。
木ぎれに燭台の火を移して爆弾に点火し、塔の根本にセットすればいいのです。
なのですが。
塔の根本には柵がめぐらせてあり、直接その場に行って爆弾を置いてくることができないのです。
根本を狙って対岸から爆弾を放り投げないとムリなようです。
的を狙って何かを投げるのが苦手なことは、先程の隠し部屋でのフリースローで確定しているイコ。
この爆弾投げもすごくすごく苦労しました。
根本に届かなくて爆弾が下に落ちていってしまったのなんてまだいい方で。
狙いを定めているうちに、イコの手の中で爆弾が爆発してしまったり。
助走を付けて放り投げようとしたら、自分も一緒にまっさかさまに落ちていってしまったり。
何度も何度もイコは爆弾を投げ続けました。
そして。
やっとのこと上手く塔の根本に爆弾が届き。
爆発音と共に塔が倒れ、新たな足場となったのでした。
木の塔でできた足場を渡り、クサリを登って上へ。
木橋の上に置いてある箱を石像の扉がある建物の方へ落とし、そのまま自分も飛び降ります。
さっき落とした箱を足場にして建物の上段に上がり、レバーを引くとクサリが出てきます。
このクサリを経て対岸に飛び移ります。
回転レバーを回すと、石像の扉のある建物と対岸の建物の間に、クレーンにつるされた大きな箱が出てきます。
この箱を使えば、ヨルダを石像の扉の建物まで誘導することができそうです。
でも、もう1つ難問が待ちかまえていました。
ソファ方面に延びている木の足場がソファのある建物の前で跳ね橋のように跳ね上がっているのです。
これを降ろさないことにはヨルダを先に進めることができません。
どこかにスイッチがあるのではないか?
イコはいろいろ探し回りました。
でも、スイッチらしきものは見あたりません。
探し回るのに疲れ果てたイコは、八つ当たり気味に跳ね板をサーベルで思い切り叩いてみました。
すると反動で跳ね板が動いたのです。
あっ、とイコは思いました。
そして、道を戻り、途中で途切れているハシゴから対岸の木の塔へ飛び移り、木の塔の上から木橋の先端まで行き、
先端から垂れているクサリにぶら下がってみたのです。
そろそろと跳ね板の方に向いて思い切り反動をつけてクサリを揺らし。
そのまま跳ね板に向かってジャンプ!
イコが思ったとおり、イコの体重がかかったおかげで、跳ね板は下がって橋のようになりました。
これでヨルダが先に進むことができます。
ぴったりかかったわけではないので、イコが手をさしのべて手助けしてやる必要はありましたけどね。
イコはヨルダを誘導しながら先へ進みます。
そしてクレーンに吊された箱の上に先に乗り、ヨルダに手をさしのべて箱の上の乗せようとしたとたん。
影たちが出現したのです。
イコは慌てましたが、そのときすでにヨルダはイコの手を頼って箱の上に乗ってきていました。
イコは箱の上でヨルダの手を握りしめ、サーベルを構えました。
ところが、不思議なことに気づいたのです。
影たちは(翼のあるものもいたようなのですが)箱の方に移動することが出来ないらしく、対岸でうろうろするばかりなのです。
な〜んだ、とイコは思い。
1人対岸に移り、らくらく影たちを一掃しました。
その後2人は石像の扉の前に立ち、扉を開け、先に進みました。
ところで。
木の塔を爆破できたのがあんまり嬉しくて、イコが小部屋にサーベルを置いたまま木ぎれを持って先に進もうとしていたことは、
ここだけのナイショです。