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大広間〜トロッコ〜クレーン<その2>

枠外はセーブポイント名及び実際にゲーム中でキャラが語る言葉です(2周目)
シャンデリアの間の入り口まで至るもう1つのの方法です。
イコは少女と共に進みます。
イコは箱は少女が上に乗っていなくても押せるものと認識しています。
<その2>
イコと少女は大広間の上段につきました。
少女を残してイコは広間に飛び降りました。
天井からぶら下がっている鎖に飛びつき、揺らした反動で舞台に飛び移ります。
舞台にはレバーがあり、イコがそれを引くと舞台下へ下りられる階段への扉が開きました。
これで少女も下へ下りることができます。
少女を呼ぶためにイコが舞台から下りようとすると影が出現します。
急いで少女を助けないといけません。
でもイコはあわてませんでした。
影の穴の位置を確認すると、とりあえず手近にいる影を倒して出来るだけ数を減らそうとしました。
そうこうしているうちに翼のある影が少女のもとに近づき、少女をかかえあげました。
それでもイコはあわてません。
だって、穴は大広間、イコの近くに2つあるのです。
影は少女を連れ去ろうとして、逆にイコのもとへ少女を連れてきてくれることになってしまうのです。
穴のそばで少女を待っていたイコ。
影を木ぎれで倒し、少女を救出すると残りの影も倒してしまいました。
影のおかげで、少女を呼ぶ手間もはぶけ、ちょっと得意になったイコなのでした。
影も全て消え、あたりが静かになったところでイコは少女とソファに座り一休みしました。
その後、イコはまた鎖を揺らして舞台に飛び移り箱を下に落としました。
この箱を足場にすれば、少女も舞台に上ることができます。
少女を呼んで舞台に引っ張り上げ、2人で外へ出ます。
外へ出ると、イコは少女をその場に残し先に階段を上り1人お城の屋上に出ました。
屋上を注意深く歩き回り、影の穴が出る場所を確認して覚えておきました。
イコはここへ来るのは初めてのはずなのですが、なぜだかどこに穴が出現するか知っている気がしたのです。
それから注意深く少女を呼びました。
少女はすぐに屋上へ上がってきました。するとすぐに影が現れたのです。
イコは少女の手をとり、できるだけ背後が壁になるようなところで地道に影を倒し一掃しました。
それにしても、少女のすぐそばでこんなに木ぎれを振り回したら、影を倒す前に少女をしたたか叩いている気がするのですが。
イコは夢中で気づいていないようです。
少女の方も特に気にしていないようなのでかまわないのかもしれませんが。
危険が去ったので2人でトロッコの線路に下ります。
いよいよイコの夢、2人でトロッコに心ゆくまで乗れるのです。
イコはわくわくしました。
ここでちょっとアクマがささやきました。
少女を線路に立たせたままトロッコを少女の方に走らせるといったいどうなってしまうのでしょうか。
つい、イコはやってみてしまいました。
するとどうでしょう。
少女の手前でトロッコはびたりと止まってしまって、どんなにレバーを押してもびくとも動かなくなってしまうのです。
イコはとっても悪いことをしてしまったと死ぬほど後悔しました。
さて。
トロッコのあるところまで行き、少女をトロッコに乗せたらあとはイコの好きなように。
一緒にトロッコに乗りスピードを楽しんでもいいし、少女をトロッコに乗せ、自分はトロッコを押して動かし力自慢をしてもいいし。
いろいろやってみてイコはとても楽しみました。
少女はどうだったのでしょうか。楽しんでくれたのでしょうか。
何回もトロッコを走らせ疲れたところでイコはトロッコを足場に段差上に上り、少女を呼んでそこにあったソファで一休みしました。
それにしても少女はすごいです。
トロッコから段差上はかなりの高さがあるのですが、イコが呼べば手を貸さなくても1人で上ってしまうのです。
ひょっとしてイコより少女の方が体力があるのかもしれません。
見かけは日の光に溶けてしまいそうなほどはかなげな少女なのですが。
一休みの後、イコは先に進みました。
足場のなくなるところまで来たところで少女を呼びます。
2番目の段差がかなり高いので、少女は何度も首を振り「行けない」と意思表示をしていましたが、
何回も辛抱強くイコが呼んだところ、なんとか自力で上り、イコのもとへ来ました。
かなり広い足場のない場所をイコが先にジャンプし、対岸から手を差し伸べ少女を呼びます。
イコが何度も失敗して目の前が真っ暗になったほどの距離があるのに、
少女は何のちゅうちょもなく真っ直ぐにイコの手に向かってジャンプしてきました。
自分がそんなに信頼されているのかと思い、イコはドキドキしました。
そしてこれからずっと少女を守ってやらないといけないと心に固く誓うのでした。
その先はイコ1人で進みます。
パイプを伝ってクレーンのレバーのあるところまで行き、レバーを引いてクレーンを動かします。
すると吊されている箱が目の前に来るので箱の上に乗ります。
箱の上から少女を呼び、少女を箱の上に乗せたらまたイコは箱から対岸に飛び移り、再びレバーの場所へ。
レバーを引いてクレーンを元の位置に戻します。
いきなりクレーンが動いたので、箱の上で尻もちをついてしまった少女。
動かす前に少女に一声かける気遣いがイコにあればいいのですが。
クレーンが止まったらイコはでっぱりを利用してクレーン上部へ。
吊している鎖をつたって箱の上に乗ります。
箱から対岸にジャンプして少女に手を差し伸べます。
ここもかなり距離があるのですが、少女はちゅうちょなく跳んできます。すごい度胸です。
傍らにソファがあるので2人は一休みしました。
ソファの向こうに入り口があるので2人はそこから中に入ることにしました。
ところで、高い段差を1人で上がらせたりと少女をないがしろにしているイコですが、少女の方もなかなかです。
イコが高いところから落ちそうになると「きゃ」と息を呑んでイコを心配する少女なのですが、イコが少女と手を繋いだまま落ちそうになると。
「きゃ」と言いながら手を離すのです。
心配はするものの、もろともに落ちるのはやっぱりイヤみたいです。
それはともかく。
これから何度も泣かされることになるシャンデリアの間へいよいよ入ります。