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大広間〜トロッコ〜クレーン<その1>

枠外はセーブポイント名及び実際にゲーム中でキャラが語る言葉です(2周目)
階段を先に上り少女を呼ぶイコ。
外の回廊もイコは先にさっさと行ってしまってから少女を呼びます。
回廊では少女の姿が見えなくなるところまで来てから少女を呼んだので、
イコは呼びながら本当に少女が来てくれるかどうかどきどきしていました。
壁の影から少女の姿がひらひら見えたときはイコは心底ほっとしました。
<その1>
扉をくぐると大広間の上段に出ました。
大広間に下りれる階段への扉は閉ざされており、どうにかしてこの扉を開けないことには下に下りられないようです。
イコは少女をその場に残し思い切って下に飛び降りました。
尻もちをついて痛い思いをしたけれど大丈夫でした。
大広間には舞台のような場所があり、そのそばの天井から鎖がぶら下がっています。
イコは鎖に飛びつき、舞台に向かって鎖を揺らしてその反動で舞台に飛び移りました。
舞台にはレバーと箱があります。
奥には扉があり、どうやらそこから外に出られそうです。
このレバーを引けばさきほどの扉が開き、少女を下につれてくることができそうです。
でも舞台の上にはどうやって連れてくればいいのでしょう。
舞台の上の箱を下に投げ落とせばたぶんそれを足場にして少女も舞台の上に上がってこられるでしょう。
でも、箱は少女が上に乗っていないと動かせないとイコは固く信じ込んでいたのです。
とりあえずイコは1人だけで外に出ることにしました。
外へ出るとそこはお城の外壁のようでした。
上に至る階段があり、上がるとそこはお城の屋上でした。
屋上にはやぐらもあり、登ってみると遠くの風景までよく見渡すことができました。
しばらくイコは少女のことも忘れうっとりと周りを見渡していました。
やがて風景を堪能したイコはハシゴから線路のようなところに下りました。
ここでちょっとできごころ。
線路から下を見下ろすと先程の大広間が見えます。
イコは思わず「お〜い」と叫んでみました。
すると少女がなにやら返事をしてくれました。
その声を聞いたとたん、今まで少女のことをすっかり忘れていたことも忘れ、イコは今すぐに少女のもとへ行きたくてたまらなくなりました。
思わず線路から大広間に飛び降ります。
大広間へ叩き付けられる衝撃を感じたか感じないかのうちにイコの意識は途切れてしまいました。
話を戻します。
イコは線路をたどって歩いてみました。
すると突き当たりにトロッコがあります。
トロッコに乗って線路を走るのは楽しそうです。
思わずイコは走ったままトロッコにジャンプしました。
するとはずみがつきすぎたのか、イコの身体はトロッコを通り越しまっさかさまに崖の下へと落ちていってしまいました。
なにごともはしゃぎすぎはよくないようです。
話が全然戻ってないですね。
今度こそ話を戻します。
イコは慎重にトロッコに近づいて上に乗りました。
トロッコにはレバーがついています。
レバーを手前に引けば後ろに、向こうへ押せば前に進むようです。
イコはレバーを向こうに思い切り押しました。
快適にトロッコは動きます。すごく楽しいです。
楽しさのあまり、イコは線路を何回も行ったり来たりしました。
何回目かにさすがに飽きたのであたりを見回すと、段差の上にソファが見えます。
段差はイコにもよじ登れない高さでしたが、トロッコを足場にすればなんとか上れそうです。
段差に上がってソファに座ってみました。
1人で座ってもぜんぜん楽しくありません。
イコの心の中に、少女と一緒にトロッコに乗れたらどんなに楽しいだろう、という考えが広がりました。
もし、この先少女と一緒にここに来ることがあれば少女といっしょにトロッコに乗ってソファに座ろう、とイコは固く思いました。
イコはソファの先に進んでみることにしました。
途中足場が崩れているところはジャンプで渡りました。
イコにとってギリギリの距離だったので何回かジャンプに失敗して目の前が真っ暗になった気がしましたが、
それが本当のことだったのかなにか夢でも見ていたのかイコにはよくわからないのでした。
そのうち足場もなくなってしまいました。
手の届くところにパイプがのびていましたので、イコはそのパイプにぶら下がって先に進むことにしました。
やがてレバーのある半円の足場に着きましたのでパイプから手を放します。
今回はレバーを無視して先へ進み、壁のでっぱりを利用して上へ上へと登ります。
どうもここはクレーンで何か箱を吊しているようです。
イコはクレーンのアームの先まで行き、そこからぶら下がっている鎖をつたって箱の上に降りました。
箱の向こう側は前に来た階段が出現する部屋の反対側から来ることの出来る場所のようです。
箱とその場所は少し距離があいていましたが、イコは思い切ってジャンプしてみました。
見事!ジャンプが成功して、イコは対岸に降りることができました。
レバーを引くと下りていた橋が繋がります。
イコは橋を渡ってさっそく大広間の上で待っている少女を呼びに行きました。
そして少女と一緒に橋の向こう側にあるソファに座って一休みしました。
おまけ。
冒険心旺盛なイコ。
クレーンの箱からジャンプして対岸に飛び移ったあと、少女を呼びにいこうと思ったのですが。
先に進む入り口がどうしても気になって。
イコは1人でその入り口の中に入ってみたのです。
そこはまた大きな広間で、天井から大きなシャンデリアがぶら下がっていました。
天井に梁が渡っているのを見たイコ。
梁の上に乗るために部屋の向こう側まで行き窓枠に手をかけたとたん。
少女のうめき声が聞こえたような気がしたのです。
あたりの雰囲気が急に冷えた気がしてイコはあわてて少女の元に戻ろうとしました。
でも。
シャンデリアの間から大広間まではどうにも遠すぎます。
少女は影の穴に引きずり込まれ、お城もイコもすっぽり影につつまれてしまったのでした。
<その1>のルートはゲーム中一番イコが少女と離れても安全なルートですが、やりすぎは良くないようで。
少女を呼びに行けるルートが出来た時点ですぐに呼びにいかないとマズイようです。