ICO
螺旋階段の部屋(つづき)

枠外はセーブポイント名及び実際にゲーム中でキャラが語る言葉です(2周目)
少女はどんどんイコに近づいてきます。
この世の者とも思えないような少女の気配にイコは凍り付いたままぴくりとも動くことができません。
ぼ ぼく イケニエなんだ
ツノがはえたから
ツノのはえたこどもは
ここに連れてこられるんだ
きみもイケニエなの?
少女はイコの問いかけには答えずどんどん近づいてきます。
少女の手がイコに触れそうになったとき。
背後の床に影の穴のようなものが出現し、その穴から影のように真っ黒な人のようなものが出てきました。
その影が少女をつかまえ穴の中に引きずり込もうとします。
あわててイコは穴にかけより少女を引きずりだしました。
ところで。
ここに出現する影は足も遅いので、少女をかかえている間にパンチをかませば少女を床に投げ出します。
そして、そのまま少女の手を引いて逃げたいのですが、この時点では少女は座り込んだままイコの手を握ってもくれず、呼びかけてもこちらに来てくれません。
一度穴に引きずり込まれてから助けないと言うことを聞いてくれないようです。難儀なことです。
仕方なく穴に引きずり込まれる少女をぼ〜っと見守ることになります。なんかおまぬけです。
穴に引きずり込まれた時点でよっこらしょっと救出します。
今のなに?
きみを狙ってた?
きみも こんなところにいると
あぶないよ
とにかく ここから出ようよ
少女の手を引きあわてて石像の扉の方に逃げるイコ。
少女が石像の扉に近づくと。
このお城に連れてこられたとき剣が扉に反応したように、少女と扉が反応し、まばゆい光がほとばしりでます。
その光で影の者も穴も消え失せてしまったようでした。
そして扉が開きます。
もちろん。影の者を攻撃することで倒すこともできます。
影をすべて倒せば穴も消え失せてしまい、少女の危険は去ります。
けれども。
石像の扉が開くときの光で影が一瞬にして消え失せることを知った今、いちいち影を倒すのはめんどくさいことのようにイコには思えるのです。
というわけで、石像の扉が側にあるときは積極的に扉を開くことで影を倒そうと心に誓ったイコなのでした。
それでも武器は必要です。
部屋を出るときに忘れずに木ぎれを拾ったイコでした。
なんだかたよりない武器ですが、これでも素手で闘うよりはマシでしょう。
少女を影から守りながらイコの冒険は続きます。