キングスフィールド4

おちゃめな老人の正体


オルフ・オスって何者?
地下墓所の奥、閉じられた扉の側に佇んでいる老人に翻弄されるイクスくん。
本人は墓参りに来た、と言っていますが、こんな魔物がわらわらいる場所に1人で墓参りに来るなんてあきらかにアヤシイ。
泉の水を飲んでから「その水は毒じゃ」と教えてくれたり(先に言ってくれ〜)
解封の石で扉を開け、わらわらスケちゃんをやっとの思いで一掃すれば、 めざすブツをゲットするにはまだ石が必要。
老人に問いただしてみれば「ワシが持っておった」って!
わざとやってるんかい〜!!!
訊きもしてないのに1人語りをはじめたと思えば「なんの話じゃったかな?」などとボケてみたり。
おいおいと突っ込みたくなりますがナリがじいちゃんのせいか、なんか憎めない気もします。
このじいちゃんから地上神殿前にある回復の泉が涸れたいきさつを聞くことができるのですが。
回復の泉のカラクリは、 神殿地下にある癒しの祭壇に癒しの祭器をセットすることで水が湧き出るようになっているようなのですが。
昔、この回復の泉が元で争いが起きたことを憂えたオーソン(回復の泉を作った森の民)は、 癒しの祭壇から癒しの祭器を外すことで泉の水を止めました。
癒しの祭器はどういういきさつからかオーソンのお墓に供えられることとなったようです。
そして、彼のお墓は2重のカラクリ、3個の解封の石がないと開くことのない扉の向こうに封印されたのです。
3個の解封の石は3人の者に託されたようです。
2つはそれぞれ地下墓所で朽ち果てていたがい骨が持っていました。
そして残りの1つはこの老人、オルフ・オスが持っていたようです。
解封の石を託されるくらいですから、3人はオーソンの弟子であったのでは?と考えられます。
がい骨のうち1体は墓所の最奥で果てています。
敵に追われて出口を見失ったのでしょうか。
もう1体は閂のかかった扉のすぐそばで果てています。
この扉を開ければ外に出ることが出来る場所までたどり着いていたのですが。
ここで力尽きたのでしょうか。
そして、オルフ・オスが唯一、解封の石を持つ者として生き残ることができたのでしょうか。
まあ、2体のがい骨は祭器を狙って解封の石をどこからか持ち出した盗賊のたぐいかもしれませんけどね。

場所は地下墓所から地下神殿の小部屋に移り。
(ここに居を構えているのでしょうか)
人と森の子の未来に光あることを願っているオルフ・オス。
地下墓所では、やはりボケたふりをしてイクスくんの値踏みをしていたのかもしれません。
そして、イクスくんは彼の眼鏡にかなったのでしょう、きっと。
話がずいぶん戻りますが、ゲームスタート時。
イクスくんの元に滅びの像を持ってきたのはいったい誰か?という疑問を私はずっと持ち続けています。
今までの言動から、ひょっとしてそれはこのオルフ・オスかもしれない、と考えたこともありました。
けれど、どうも物語終盤までの話には彼は関わってこないみたいなので
(ずいぶん後になってからもたびたび彼の元を訪れたのですが、同じことしか言ってくれなかったし)
滅びの像に関われるほどの人物ではないようです。
なんにしろ彼は気になる存在ではあります。
老人の移動ルート
目指す癒しの祭器をゲットし、毒の泉のある広間に戻ってくると、以前と同じように老人はそこに佇んでいます。
老人をそこに残したまま、地下墓所を去るイクスくん。
神殿地下に出てそのまま向かいの老人の住居に入ると、驚くことに先程の老人が部屋の中にいるではありませんか!
毒の泉の広間から老人の住居まで、最短ルートでやって来たはずのイクスくん。
どこで老人に追い越されたのでしょうか。謎です。
しばらく考えていて、なるほど!と思える考えに至りました。
毒の泉の広間奥のクモがいた場所の壁。
穴が開いていて、のぞいてみるとクモの巣があり、巣に何かアイテムが絡まっています。
魔法でそのクモの巣を焼き払うと、そのアイテムは神殿地下側に転がり落ちるのですが。
そうです。老人はこの穴を使ってイクスくんより先に自分の住居にたどりついたのです。

あの細い穴を一生懸命這い進む老人。
想像するとオマヌケで笑えます〜
そこまでしてイクスくんをびっくりさせたかったのか。
おちゃめもここまでくるとすごいです〜