アリス―Alice in the right hemisphere

アリス―Alice in the right hemisphere
中井 拓志 著
角川ホラー文庫
ISBN: 4043464037 ; (2003/03)


普段本はネット書店で注文してしまう私なのですが、めずらしくリアル書店で買った本でした。
確か新聞の書評欄を見て気になって、その日に書店へ立ち寄ることが出来たので衝動買い。
本当にここのところ全然本屋に行ったことがなかったので角川ホラー文庫がどこにあるのかもわからず苦労しましたです。
我ながら情けない。
book > ippan | comments (6870) | trackbacks (0)

マリアからの手紙

マリアからの手紙
グレーテリース・ホルム 作/伊佐山 真実 訳
徳間書店
ISBN: 4198603332 ; (1995/07)


「ママ、すっごくおもしろい本があるんだよ」
ムスメが私にこの本の事を教えてくれたのは小4のときでした。

学級文庫(教室に何冊か本があり、クラスの子だけ読めるらしい)で見つけたというこの本、あんまり「いい、いい」とムスメが絶賛するので、とうとう購入してしまいました。
「どんな話なの?」と私が訊いたところ「心臓病で心臓移植の順番を待ってる女の子の話」とユキは言いました。
そのとき「ああ、そういう話なんだな」と私の中で先入観が生まれてしまっていたのですが、実際読んでみると全然違う内容でした。
確かに主人公のマリアは心臓移植を待つ14才の女の子なのですが、その日々の生活は普通の女の子と変わりません。
友達とはしゃぐし、好きな子のことでときめくし、生まれたばかりの小さな妹のことをいとおしく思っている。
そんな普通の生活が生き生きと描かれています。
舞台がデンマークだからなのか、14才の日常ってこういうものなのか、もうすぐお年頃になる娘を持つ私にとっては彼女らの性に対する考え方に多少ドキドキしながら、それでも面白く読み進むことが出来たのでした。
闘病記ではなく、病気はあるが普通の女の子という視点が生きているいい本だと思います。
book > zidou | comments (2245) | trackbacks (0)

もこ もこもこ

もこ もこもこ
たにかわ しゅんたろう 作/もとなが さだまさ 絵
文研出版
ISBN: 4580811402 ; (1995/02)


ヤマトが2才くらいのときに図書館で借りて大受けだった絵本。
親子共あんまり気に入ったので、後に買ってしまいました。

お話はとってもシンプルで、地面からなにかが「もこ」と出てきて大きくなっていく様が擬音とシンプルで鮮やかな絵だけで表現されています。
擬音を抑揚つけて読むだけで子供達おおはしゃぎ。
親の方も文字が少ないし、子供は喜ぶしで、何回「読んで」とせがまれても気軽に読んであげられるいい本です。
book > ehon | comments (1671) | trackbacks (0)