木かげの家の小人たち

木かげの家の小人たち
木かげの家の小人たち
いぬい とみこ 著/吉井 忠 画
福音館書店
ISBN: 4834018105 ; (2002/06/14)


ムスメ(中2)が友達に借りて「感動した。泣いちゃったよ〜」と連呼するので、そんなに面白い本なら、と購入してみました。
ムスメは本当に本を読まないので、そんなムスメが読める本ならと、ついついお財布のヒモがゆるんでしまう私なのです。
book > zidou | comments (1889) | trackbacks (0)

カエルくんがいっぱい

先日「読み聞かせ・おはなしボランティア養成講座」を聞きに行ったとき、ブックトークの例としてカエルくんが出てくる絵本をいっぱい紹介してもらいました。
夏真っ盛りで田んぼにいるカエルくんたちも元気に鳴いています。
こんな季節にぴったりだなあと思い、ここで紹介させてもらいます。

かえるがみえる
かえるがみえる
まつおか きょうこ 著/馬場 のぼる 絵
こぐま社
ISBN: 4772100407 ; (1975/01)


紹介だけでなく実際に読み聞かせをしていただきました。
「かえるがかえる(帰る)」「かえるがかえる(孵る)」などの同音異義語の言葉遊びがいっぱい詰まっています。
言葉に添った絵もユーモラスで楽しい絵本でした。

ずらーりカエル ならべてみると…
ずらーりカエル ならべてみると…
高岡 昌江 著/松橋 利光 写真
アリス館 ; ISBN: 4752002078 ; (2002/05)


数ページを紹介してもらっただけですが。
カエルの前足だけ、後ろ足だけがずらっと並んだページは壮観でした。
カエル好きのムスコ(小2)が見たらとっても喜びそうな内容です。
ちゃんと手にとって全てのページを見てみたいと思っています。
book > ehon | comments (8759) | trackbacks (0)

千僧音曼茶羅

千僧音曼茶羅
ビクターエンタテインメント
ASIN: B00005GVRE ; (1993.06.23)


このCDに出会ったのは全くの偶然でした。
もう10年以上前の話になるんですが。
深夜にたまたま付いていたテレビをぼ〜っと見ていたら。

とても大勢のお坊さんが一堂に会してお経?を読んでいたのです。
その声の響きに鳥肌が立ったのを今でも覚えています。
その番組を最初から見ていたわけではなかったので、それがどのようなイベントだったのかもわからずじまい。
でも、心の中にずっと残っていたのです。
cd > ippan | comments (1757) | trackbacks (0)

アリス―Alice in the right hemisphere

アリス―Alice in the right hemisphere
中井 拓志 著
角川ホラー文庫
ISBN: 4043464037 ; (2003/03)


普段本はネット書店で注文してしまう私なのですが、めずらしくリアル書店で買った本でした。
確か新聞の書評欄を見て気になって、その日に書店へ立ち寄ることが出来たので衝動買い。
本当にここのところ全然本屋に行ったことがなかったので角川ホラー文庫がどこにあるのかもわからず苦労しましたです。
我ながら情けない。
book > ippan | comments (6870) | trackbacks (0)

マリアからの手紙

マリアからの手紙
グレーテリース・ホルム 作/伊佐山 真実 訳
徳間書店
ISBN: 4198603332 ; (1995/07)


「ママ、すっごくおもしろい本があるんだよ」
ムスメが私にこの本の事を教えてくれたのは小4のときでした。

学級文庫(教室に何冊か本があり、クラスの子だけ読めるらしい)で見つけたというこの本、あんまり「いい、いい」とムスメが絶賛するので、とうとう購入してしまいました。
「どんな話なの?」と私が訊いたところ「心臓病で心臓移植の順番を待ってる女の子の話」とユキは言いました。
そのとき「ああ、そういう話なんだな」と私の中で先入観が生まれてしまっていたのですが、実際読んでみると全然違う内容でした。
確かに主人公のマリアは心臓移植を待つ14才の女の子なのですが、その日々の生活は普通の女の子と変わりません。
友達とはしゃぐし、好きな子のことでときめくし、生まれたばかりの小さな妹のことをいとおしく思っている。
そんな普通の生活が生き生きと描かれています。
舞台がデンマークだからなのか、14才の日常ってこういうものなのか、もうすぐお年頃になる娘を持つ私にとっては彼女らの性に対する考え方に多少ドキドキしながら、それでも面白く読み進むことが出来たのでした。
闘病記ではなく、病気はあるが普通の女の子という視点が生きているいい本だと思います。
book > zidou | comments (2245) | trackbacks (0)